長くタバコを吸っていたけれどもついに喫煙を決意した方、また、紙巻きタバコから加熱式タバコや電子タバコに移行した方は、使い捨てライターがいらなくなります。もちろん、非常時のためにひとつやふたつ取っておいてもいいのですが、あまりたくさんあるようなら処分を考えたほうがいいでしょう。
この記事では、熊本市でライターを処分する方法を、ガスを抜かずに処分する裏技とともに紹介しています。市民の皆様の参考になれば幸いです。
熊本市はライターを「特定品目」に分類して回収
熊本市は使い捨てライターなどのライターを「特定品目」という分別区分に指定して収集しています。
特定品目は爆発や火災のおそれがあるもので、ライターのほかに蛍光管や水銀製品、スプレー缶、バッテリー類、バッテリーを取り外せない小型家電製品がこれに該当します。
特定品目の収集日は月に2日あり、燃料を抜いた状態のライターであれば、バッテリー類以外の特定品目といっしょに市の指定ごみ袋に入れて出すことが可能です。
ライターの燃料を抜く方法
ライターを処分する場合、原則的に燃料を抜く必要があります。ここでは使い捨てライターとオイルライターの燃料を抜く方法を紹介します。
使い捨てライターのガスを抜く方法
使い捨てライターは、燃料のガスを抜いてからでないと家庭ごみとして処分することができません。数個程度の少ない数であれば一つひとつ手作業で抜いてもそれほど苦にはなりませんが、ある程度まとまった数のライターがある場合は、以下の方法でガスを抜くと作業の効率が良くなります。
1. 作業場所の確保
使い捨てライターのガスを抜く作業は、必ず風通しが良い屋外でおこなってください。屋内で換気もせずにガスを抜いていると、いつの間にかガスが充満してライターの点火動作をするだけでそのガスに引火し、大きな爆発事故につながることがあります。作業を屋外でやれば少なくともそのリスクはありませんので、これだけは絶対に守ってください。
2. ガス抜き作業
使い捨てライターのガスを抜きます。セロハンテープ等の粘着テープを用意してください。点火動作をして、ガスが出ている状態でレバーをテープで固定します。着火した場合はすぐに息を吹きかけて火を消してください。この状態をキープしたまま半日程度外に放置しておきます。
3. 確認
ガスが抜けているかどうか、再度点火動作をして確認してみてください。
オイルライターの燃料を抜く方法
オイルライターの燃料を抜く作業は、使い捨てライターのガスを抜く作業よりもかんたんです。オイルライターの燃料は長期間使用しないだけで揮発してしまうため、やはり風通しのいい屋外に燃料を染みこませる綿部分をさらして一定の時間放置するだけで、着火しない状態にすることができます。
不用品回収業者を利用してライターを処分することも可能
熊本市は材質や形式にかかわらず、ライターを「特定品目」として回収してくれます。この点についてはほかの自治体よりもユーザーフレンドリーであることはまちがいありません。しかし、民間の不用品回収業者を利用してライターを処分することも可能です。不用品回収業者を利用すると、熊本市のごみ収集サービスでは得られないメリットを、ユーザーは得られる可能性があります。
ライターといっしょに不要な家財を処分できる
不用品回収業者は家庭から排出される不用品ならほぼ何でも回収できます。家具でも家電製品でも、レジャー用品でもタイヤでも、分別を気にせずにまとめて処分することが可能です。ライターはまとまった数があったとしてもあまりかさばらないので、不要な家財も同時に処分したほうが、費用対効果が良くなります。
多くの不用品回収業者の料金体系はトラックの積載量を基準にする定額制なので、ある程度物量が多いほうが、料金がお得になる傾向があります。
すぐに処分できる
熊本市のごみ収集サービスを利用して特定品目としてライターを処分する場合、難点を挙げるとすれば「収集頻度」でしょう。それにしても月に2回あるのでとてもありがたいのですが、さすがに「すぐに」というわけにはいきません。
不用品回収業者を利用すれば、電話で連絡をしたその日にすべてのライターを処分することが可能です。
当然のことではありますが、日時を指定することも可能なので、休みの日や夜など、都合のいい日時に収集を依頼できるというメリットもあります。
熊本えびすサポートは燃料の入ったままのライターを回収できます
すでにお話ししたとおり、ライターを処分する場合は原則的に燃料を抜く必要があります。これは熊本市のごみ収集サービスを利用する場合も不用品回収業者のサービスを利用する場合も同じです。
しかし、大量にある使い捨てライターのガスを抜く作業は時間がかかります。作業場所も選ぶ必要がありますが、なかなか作業をできる環境が確保できない方もいらっしゃると思います。
100個も200個も使い捨てライターがあると、家族や友達の手を借りないとスムーズに作業を終わらせることは困難ですが、ただ処分するだけなのに人手を確保するとなると、バイト代に代わるお小遣いをあげなければならないかもしれません。
熊本えびすサポートは、そんな地道で危険な作業を含めてライターを回収することが可能です。あっという間にきれいさっぱりライターを処分できるので、ライターを大量に処分しなければならない方は、ぜひ利用を検討してください。
売却処分できるライター
ライターは「火を点ける器具」である関係上、個人売買で売却することがやや難しいのですが、一定の価値が認められているブランド品のライターであれば、買取業者に査定を依頼して売却することが可能です。
コレクターズアイテムとして長い間人気を誇っている「ジッポ」はピンからキリまでありますが、コラボモデルなどの人気モデルは高値で取り引きされているようです。
高級ブランドのライターだと「カルティエ」や「デュポン」などが高額で取り引きされています。
もちろん、状態は重要なので思いのほか安い買取額にしかならないこともありますが、お金に換えられるのであればよしとしましょう。
まとめ
熊本市でライターを処分する方法を、燃料を抜く方法とあわせてご紹介しました。
熊本市はライターを「特定品目」に指定して収集しています。燃料を抜いたライターを、市の指定ごみ袋ではなく透明のビニール袋に入れて、月に2回ある収集日に出します。
不要なライターが大量にある場合は、熊本えびすサポートの利用を考えてみてください。ガスを抜いていない使い捨てライターでも、ガス抜き作業も含めて処分することが可能です。不要な家財も同時に引き取れます。ぜひご連絡ください。