意外に分別区分がわかりにくい小型家電製品。炊飯器もそのひとつです。
小型家電製品はリサイクルできるので各自治体は収集に力を入れていますが、だからこそ分別区分がわかりにくいのかもしれませんね。
この記事では熊本市で炊飯器を処分する方法を紹介しています。市民の皆様の参考になれば幸いです。
政府は小型家電製品のリサイクルを求めている
家電製品のリサイクルを推進するための法律は、「特定家庭用機器再商品化法」と「小型家電リサイクル法」の2つがあります。前者は冷蔵庫、洗濯機、エアコン、テレビをリサイクルすることを定めたもの。後者は小型家電製品全般のリサイクルを定めたものです。
前者については多くの方がご存じかと思います。業界団体の枠組みを利用して不要になった特定家庭用機器をメーカーに戻してリサイクルしようという法律です。
後者は前者とは異なりますが、家電製品のリサイクルを推進するという意図は同じです。ただ、自治体により対応が異なり、多くの自治体は携帯端末を中心としたかなり小さい家電製品に限定して拠点回収しています。
小型家電製品の内部には金属をはじめとする貴重な資源が使われており、レアメタルと呼ばれる手に入れることが難しい金属も含まれています。これらを単純に処分してしまうと大変なむだになってしまうので、熊本市にお住まいの方にはこれらを適切に処分することが求められています。
熊本市は炊飯器を「埋立ごみ」として回収
熊本市は炊飯器を「埋立ごみ」の分別区分に指定して収集しています。埋立ごみの収集日は地区に月2回設けられています。埋立ごみには小型家電製品のほかにガラス類やせともの類、金属などが含まれており、市はこれらからおもに金属を取り出してリサイクルしています。
熊本市で炊飯器を処分する方法
熊本市民の皆様は、以下の方法で炊飯器を処分できます。
・埋立ごみの収集日に処分
・不用品回収業者に収集を依頼して処分
・家電量販店に持ち込んで処分(一部店舗のみ)
これらの処分方法を個々の状況に合わせて選択しましょう。
埋立ごみの収集日に処分
先ほど紹介したように、熊本市は地区に月2回、埋立ごみの収集日を設けています。不要な炊飯器は、ほかの埋立ごみに該当するごみといっしょに埋立ごみ専用の指定ごみ袋に入れてごみステーションに出すことが可能です。
不用品回収業者に収集を依頼して処分
熊本市内の一般家庭を対象に整理整頓に関するさまざまなサービスをおこなっている不用品回収業者。この不用品回収業者を利用して炊飯器を処分できます。
不用品回収業者のサービスは有料です。炊飯器ひとつだけでも収集してくれますが、これではどうしてもコストパフォーマンスが良くないので、以下のようなときに業者を利用することをおすすめします。
大規模な片付け作業のあと
大掃除や遺品整理などの大規模な片付け作業のあとは、たくさんの不要な家財や廃品が出るはずです。このような機会に炊飯器もまとめて捨てると、作業の負担を軽減することができます。熊本市のごみ収集サービスですべてを処分しようとすると分別しなければなりませんが、不用品回収業者を利用する場合はその必要がないからです。
まとまった量の不用品をまとめて捨てると料金的にもお得感があります。不用品回収業者の料金は、一定の物量までは同じ金額が適用される定額制が主流です。ギリギリまで積めば、コストパフォーマンスが最高になります。
急いでいるとき
何らかの理由で炊飯器を急いで処分しなければならない場合は不用品回収業者を利用しましょう。埋立ごみの収集日は月に2回しかないので、タイミング次第では2週間近く収集日を待たなければならないからです。ただ、やはりコスパは良くないので、できれば少しでも多くの不用品をいっしょに処分したほうがいいでしょう。
家電量販店に持ち込んで処分(一部店舗のみ)
熊本市内にある一部の家電量販店が、リサイクルを目的として小型家電製品を引き取っています。引き取りは有料で、炊飯器の場合は600円程度をユーザーが負担しなければなりません。店舗数が少ないためすべての市民の皆様に利用できる方法ではありませんが、近くにこのような店舗がある方にとっては選択肢になるのではないでしょうか。
まとめ
熊本市は炊飯器を含む使用済小型家電製品の多くを「埋立ごみ」として収集しています。「埋立」と聞くとそのまま埋めてしまいそうに感じてしまいますが、市は集めたごみから金属を取り出してリサイクルしているので安心してください。
炊飯器のほかにもある程度まとまった量の不用品がある場合は、不用品回収業者の利用を考えましょう。軽トラの荷台1/2程度の量でも比較的安く利用できるのでおすすめです。
熊本えびすサポートは、熊本市内を中心に県内で広くサービスを提供している不用品回収業者です。炊飯器や不要な家財の処分をお考えの方は、ぜひご連絡ください。